iPhone修理の失敗事例と当店の対応について〜安心してご依頼いただくために〜

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『修理大好きドットコム』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。
今回のテーマ
本日のテーマは「iPhone修理の失敗事例について」です。
iPhoneは非常に精密に設計された機器であり、ネジ一本の種類やケーブル一本の角度まで正確に組み直す必要があります。つまり修理は、精密機械を分解し、手作業で再構築する作業です。

そのため、どれだけ技術力のあるスタッフでも、常に一定の「失敗リスク」が存在します。本来はあってはならないことですが、修理の現場にいる以上、そのリスクを無視することはできません。今回は、筆者の経験をもとに「どんな失敗が起こりうるのか」を整理し、同業者としての戒めと、ユーザーの皆さまへの情報共有としてご紹介いたします。
iPhone修理で起こりうる失敗事例10選
1.フロントパネル破損
修理の第一歩はフロントパネルの取り外しです。固定ツメや防水シールによって強固に固定されているため、開けるだけでもリスクがあります。
- ガラスに新しいヒビが入る
- 液晶を傷つける
- フロントパネルと基板をつなぐリボンケーブルを断線する
特に、すでに小さなヒビが入っているパネルはさらに破損しやすく、慎重な作業が求められます。また、近年の機種は防水性向上のため粘着が強く、リスクが増しています。
2.Face ID故障
Face IDは近年のiPhoneで最もデリケートな機能の一つです。赤外線ドットプロジェクターや赤外線カメラなど複数のセンサーが組み合わされており、いずれか一つでも損傷すると機能しなくなります。
- パネルを開ける際にセンサーを傷つける
- 作業中にセンサーに埃や指紋が付着する
- 組み立て時にわずかに位置がずれる
これらが原因でFace IDが無効化されることがあります。しかも、一度壊れてしまうと基本的に非正規店では修理不能で、最悪正規店での本体交換しか手段がないことがあります。
3.コネクター接触不良
分解中は多くのコネクターを外します。組み立て時に再接続を忘れたり、しっかり差し込めていないと、
- 画面が映らない
- タッチ操作が効かない
- バックライトが点灯しない
といった深刻な不具合につながります。特にバックライトのコネクターは他パーツの下に隠れていることがある(機種による)ため、確認が不十分だと「バックライト(フラッシュ)が点灯しない」という症状を引き起こしかねません。
4.パーツ破損
修理対象ではない部品を誤って壊してしまうこともあります。
- ドライバーが滑って基板を傷つける
- 工具を落としてパーツを破損する
- ケーブルの上からテンションをかけて断線させる
特に初心者がやりがちな失敗で、修理経験が豊富でも「うっかり」は避けられないことがあります。
5.位置決めミス
近接センサーやマイクなど、一部のパーツはネジでしっかり固定されていません。
取り付け角度や位置が少しでもずれると、
- 電話中に画面を顔に近づけてもブラックアウトしない
- 音声認識がうまくいかない
といった不具合が起こります。わずか1mmのズレが大きな問題に直結するのです。
6.取り付け加工ミス
バッテリーや一部パーツのケーブルは、折り曲げたり畳んだりして本体に収めます。ここで折り方を誤るとケーブルに過度なテンションがかかり、断線や圧迫破損を招きます。新品バッテリーを取り付けても、配線ミスで機能しないこともあり得ます。
7.ネジ間違い
iPhone内部には数十本のネジがあり、サイズや長さが異なります。間違ったネジを取り付けると、
- 基板を突き破って致命的な損傷を与える
- 他のパーツに干渉して破損させる
という恐ろしい結果を招くことがあります。修理の現場では「ネジマップ」と呼ばれる整理法を徹底していますが、集中力が途切れると起こり得る失敗です。
8.バッテリー発火
最も危険な事例のひとつ。リチウムイオンバッテリーは非常にデリケートで、少しでも傷が入ると内部の化学物質が反応して発煙・発火します。
特に膨張バッテリーは取り外しが難しく、工具が刺さっただけで火を吹くことがあります。作業場では常に耐火ケースや消火器を準備し、事故に備えています。
9.起動不良
分解・組立時に基板のICチップを破損したり、パネル固定ツメが基板を削ってしまうと、電源がまったく入らなくなることがあります。こうなると基板修理が必要となり、お客様にも多大なご迷惑をかけてしまうため、常に安全な分解手順の履行が求められます。
10.傷・へこみ
分解時に工具を滑らせたり、金属パーツを落としたりすることで、本体に傷やへこみをつけてしまうことがあります。性能に直結しなくても「見た目の仕上がり」が損なわれるため、修理の満足度を大きく下げてしまいます。
当店での予防策と保証対応
当店でも「失敗リスクはゼロではない」という現実を前提に、以下のような対策を徹底しています。
予防策
- 作業環境の徹底管理:静電気対策マット・防塵設備・照明を完備
- 工具と部品の整理:ネジマップや専用トレーを使用し、取り違いを防止
- 最新の分解手順を更新:新機種ごとに情報を収集し、注意点を常に更新
- リスク説明と同意:修理前に失敗リスクを正直にお伝えし、同意を得た上で作業
保証対応
- 当店の過失による破損は無償で修理またはパーツ交換
- データリスクがある場合は事前に説明し、了承を得たうえで作業
- 万が一復旧不可能な損傷があった場合も、誠意をもって対応
こうした姿勢で、少しでも安心して修理を任せていただけるよう努めています。
まとめ
iPhone修理は、専門知識と経験が不可欠な精密作業です。
- iPhone修理には常に失敗のリスクがある
- フロントパネル破損、Face ID故障、コネクター不良、バッテリー発火など多様なトラブルが想定される
- 技術力や作業環境でリスクを最小化できる
- 当店では予防策と保証対応を整え、安心して修理をお任せいただける体制を築いている
「即日修理」「データそのまま」といった非正規店のメリットを活かしつつ、お客様に安心をお届けすること。それが当店の使命です。
「浦和で安心してiPhone修理を依頼したい」「修理のリスクについて正直に説明してくれるお店を探している」方は、ぜひ当店へご相談ください。