iPhone修理屋が見た壊れやすい使い方〜ほんの少しの工夫でiPhoneの寿命は何倍にも伸びる〜

店長

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『iPhone修理のスマケア工房』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。

今回のテーマ

本日のテーマは「iPhoneの壊れやすい使い方」です。
iPhoneは高精度な設計と耐久性を誇るスマートフォンです。防水・防塵機能も年々強化され、少しの衝撃では壊れにくくなっています。

サムネール

しかし、修理の現場に立っていると「ほんの使い方の違い」で壊れ方がまったく違うことを日々実感します。つまり、使い方次第で“壊れやすさ”は大きく変わるということです。この記事では、当店で実際に受け付けた修理事例をもとに「壊れやすい使い方」、それを防ぐためのちょっとしたコツを紹介します。

充電コネクターに溜まったゴミを穿る

「ケーブルが刺さりにくい」と感じたとき、つい爪楊枝などでほじりたくなりますが、これは危険行為です。iPhoneのLightningポート内部には非常に細かい金属端子があり、わずかに傷つけただけで充電ができなくなることも。

▷ 対策
・掃除は乾いたエアダスターを使用
・自信がなければ修理店に依頼(分解不要で安全に除去できます)

ドライヤーで乾かす

水没時、慌ててドライヤーで乾かそうとする方もいますが、これは逆効果。一点に熱が集中すると、液晶やICチップが100℃以上の熱で破損する危険があります。

▷ 対策
・電源を切り、乾いた布で水分をふき取る
・内部まで乾燥させるには「simカードトレイを抜いて自然乾燥」で数日置く
・できるだけ早く修理店で見てもらう

保冷剤で冷やす

発熱したiPhoneを冷やす目的で保冷剤を当てる人もいますが、これはNG。冷却によって内部で『結露(内部水滴)』が発生し、電子回路をショートさせる原因になります。

▷ 対策
・電源を切り通気の良い場所で自然に冷ます
・スマホ用冷却アイテムを使用する

小さい子のおもちゃにさせる

意外と多いのがこのケース。特に幼児がiPhoneを口に入れて「しゃぶる」行為で、イヤースピーカーから水が侵入しFace IDが故障することがあります。

▷ 対策
・小さい子には電源オフ状態でも触らせない
・動画を見せたい場合は防水ケースや専用端末を使う

振動を軽減しないスマホホルダーを使う

特にバイクでのスマホホルダー使用が危険です。バイクの強い振動がカメラユニット内の光学手ブレ補正機構(OIS)を壊してしまうことがあります。実際、修理店では「ツーリング中にカメラがブレるようになった」「ピントが合わなくなった」という相談が多いです。

▷ 対策
・バイク用は必ず「振動吸収機能付きホルダー」を選ぶ
・できればナビ専用端末を別途用意する

充電しながら長時間使用する

「充電しながら動画」「ゲームしながら通話」は、バッテリー劣化の原因です。長時間の高温状態が続くと膨張→画面浮き→液晶破損という流れを招きます。

▷ 対策
・充電中は使用を控える
・100%になったらケーブルを抜く

ポケットやバッグに無造作に入れる

ズボンのポケットに入れたまま座ったり、バッグに金属類と一緒に放り込んだり——。これらは液晶故障・フレーム歪み・カメラレンズ傷・圧迫による基板損傷の原因となります。

▷ 対策
・専用ポケットやスリーブケースを利用
・バッグ内では単独で収納

環境温度外での使用

iPhoneには「動作可能温度範囲」があります。Apple公式では0〜35℃が推奨とされていますが、真夏の車内や真冬の屋外ではこの範囲を超えることがよくあります。
高温環境では、バッテリーの化学反応が不安定になり、膨張や劣化を早めます。特に直射日光下の車内では60℃を超えることもあり、基板や液晶の接着剤が緩むこともあります。
一方、低温下では電圧が不安定になり、突然のシャットダウンや充電不良が発生します。

▷ 対策
・直射日光を避ける、冷暖房の効いた屋内で使用
・真夏の車内放置や真冬の屋外充電は避ける
・極端な温度環境では、ケースを外して熱を逃がす(または冷えすぎ防止)

「暑すぎず、寒すぎず」が、iPhone長寿命の基本です。

まとめ:壊れやすさは「日常習慣」で防げる

iPhoneは非常に優れた製品ですが、万能ではありません。落下・熱・湿気・振動など、日常の小さな積み重ねが寿命を左右します。特に「温度」「水」「衝撃」は三大トラブル要因。ちょっとした意識の違いで、修理費を大きく減らせるのです。

浦和で「iPhoneの様子がおかしい」と少しでも思ったら、早めに当店にご相談ください。早期対応こそ、データと端末を守る最善策です。