iPhoneのストレージがいっぱいな時の対処法〜写真もアプリも極力消さずに空き容量を作る〜

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『iPhone修理のスマケア工房』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。
今回のテーマ
本日のテーマは「iPhoneのストレージがいっぱいな時の対処法」です。
最近、「iPhoneのストレージがいっぱいで写真が撮れない」「アプリの更新ができない」といったご相談が増えています。特に長く使っているiPhoneほど、気づかないうちにアプリや写真、キャッシュが積み重なり、容量を圧迫してしまうものです。

当店でも、ストレージ容量を見直しただけで動作が軽くなったり、機種変更せずに快適に使えるようになったケースが多くあります。今回は、写真やアプリを消さずに空き容量を増やす実践的な方法を、修理店の視点からご紹介します。
まず確認:どこが容量を食っている?
設定 → 一般 → iPhoneストレージ
上部のグラフと項目別の容量をチェック。ここに出るAppleの「おすすめ」(ビデをと写真の整理/未使用アプリの取り除き など)は優先的に実行価値あり。
ストレージの空き容量が少ない場合は、以下の方法を試してみましょう。

1. アプリごとのキャッシュを減らす(消さずに軽くする)
多くのアプリは「データ」=キャッシュを内部に溜めます。アプリ本体は数百MBでも、データが数GBになることも。
Safari(効果大)
設定 → Safari → 履歴とWebサイトデータを消去
※ログインし直しが必要なサイトもあるので注意。
YouTube・Netflix・Spotify等のストリーミング
アプリ内の ダウンロード管理 で未視聴の動画/楽曲を削除。自動ダウンロードをオフ、または端末の空き容量に応じて自動調整をオン。
LINE/WhatsApp/メッセージ系
・トークごとの容量を確認 → 不要な写真・動画・スタンプデータを削除
・画像・動画の自動ダウンロードを制限
・Keep/アーカイブへ退避し、端末には保存しない運用へ
Instagram/X(旧Twitter)/TikTok
アプリ再起動で減らないキャッシュは、一度「取り除く(オフロード)」→再インストールが有効(手順は次章)。
2.アプリを消さずに軽くする:オフロード(取り除く)
設定 → 一般 → iPhoneストレージ →(対象アプリ)→ Appを取り除く
- アプリ本体のみ削除し、書類とデータ(ログイン情報・設定)は保持
- アイコンは残るので、タップすると再ダウンロードされ即復帰
- 使っていない巨大アプリ(ゲーム等)に特に有効
※「未使用のAppを取り除く」を自動化したい場合:
設定 → App Store → 未使用のAppを取り除く(オン)
3.メッセージ類の“巨大添付”を一掃
設定 → 一般 → iPhoneストレージ → メッセージ
- 大型添付ファイル(動画・写真・GIF・ステッカー)を一覧表示→不要分を削除
- メッセージの保存期間を「無期限 → 1年/30日」に見直すと将来的な蓄積を防止
4.写真を消さずに軽くする運用
iCloud写真の最適化
設定 → 写真 → iCloud写真(オン)→ “iPhoneのストレージを最適化”
・端末内には軽量プレビュー、原本はiCloudへ
・すぐに数GB空くケースも多い(Wi-Fi推奨)
共有アルバム/複製の整理
・“最近削除した項目”の完全削除(30日保留で容量を食い続けます)
・Live Photosは静止画化で圧縮可(編集→Liveオフ)
・連写の重複は「類似の写真」提案で間引き
外部ストレージ/クラウドに退避(消さない派の最強手段)
・USB-C iPhone(15以降)はUSB-Cメモリに直接移動可(“ファイル”アプリで操作)
・Googleフォト/OneDrive等に原本をバックアップ→iPhone側は最適化で運用軽量化
5.その他/システムデータを減らす(通称:Otherがデカい問題)
iPhoneストレージに現れる「システムデータ(旧:その他)」は、キャッシュ・ログ・一時ファイルの塊。増えすぎた時の定番手当ては以下。
- 再起動:最も安全・速効。溜まった一時ファイルが整理されることが多い。
- iOSを最新へアップデート:ストレージ管理の不具合が修正され、Systemが縮むケースあり。設定 → 一般 → ソフトウェアアップデート
- Safari・メッセージ・メールの再インデックス促進:上記アプリのキャッシュ削除や巨大添付の削除後、一度再起動で反映を早める。
- 暗号化バックアップ→復元(最も効くが一手間):Mac(Finder)/Windows(iTunes)で、iPhoneを暗号化バックアップ → 端末で「すべてのコンテンツと設定を消去」→ バックアップから復元。
膨らんだ“その他”が再構築され、数GB〜十数GB戻る例が多い。
※「暗号化」をオンにしないとヘルスケア・各種パスワードが戻りません。
6.ダウンロード型メディアの抜本整理
- Apple TV/Podcast/ミュージック:各アプリの“ダウンロード”一覧から未再生・既視聴の削除、自動ダウンロードを停止。
- 地図アプリのオフラインデータ(Apple/Google):使い終えた地域のオフラインマップを削除。
- ファイルApp:ブラウズ → 最近削除した項目を空にし、サイズ順で大型ファイルを把握→外部へ退避。
7.メールの「肥大化」を抑える
- メールAppの添付ファイルの自動ダウンロードを減らす運用(必要メールのみ開封)
- 大容量添付(数十MB)のスレッドを整理
- どうしても縮まらない場合:アカウントの削除→再追加でキャッシュ再構築(要パスワード)
8.カメラ設定で“増やさない工夫”
- フォーマット:高効率(HEIF/HEVC):設定 → カメラ → フォーマット → 高効率
- ProRAW/ProResは必要時のみ(1枚/1分で数百MB〜数GB)
- HDR動画・スローモーションの解像度を見直し(必要なときにだけ4K/60)
9.それでも足りないときの“奥の手”
未使用アプリ群の一括オフロード
設定 → 一般 → iPhoneストレージ → すべてのAppを見直し
使用頻度「ほとんど使用していません」が続くものから順に取り除く
物理的に増設(USB-C機種)
iPhone 15シリーズ以降は、外部SSD/USBメモリに動画を直接保存したり、動画撮影を外部記録する運用が可能です。
よくある質問(FAQ)
「システムデータ」が数十GBあります。壊れてますか?
異常とは限りません。長期使用や大容量アプリで膨らみがち。上記の再起動/iOS更新/暗号化バックアップ→復元が効果的。
写真は消したくないのですが、いちばん効く方法は?
iCloud写真の最適化か、外部ストレージ退避が現実解。日常的に増え続けるので運用設計が重要です。
復元は怖い… ほかに大きく空ける手は?
動画アプリのオフライン管理とメッセージ添付の整理は“コスパ最高”。数GB単位で空くことが多いです。
まとめ
iPhoneのストレージ不足は、「もう限界だから買い替えかな」と思ってしまいがちですが、実際にはちょっとした整理と設定の見直しで、まだまだ快適に使えるケースがほとんどです。
ご自身での対処が難しい場合や、容量の内訳を詳しく知りたい方は、浦和駅から徒歩8分の当店までお気軽にご相談ください。専門スタッフが、お客様のiPhoneの状態を確認し、最適な解決方法をご提案いたします。


