iPhoneのインターネット共有(テザリング)って何?~仕組み・使い方・料金・注意点~

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『iPhone修理のスマケア工房』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。
今回のテーマ
本日のテーマは「iPhoneのインターネット共有って何?」です。
「インターネット共有(テザリング)」とは、iPhoneのモバイル通信を使って、ほかのデバイス(PC・タブレット・ゲーム機など)をネット接続する機能です。つまり、あなたのiPhoneが“ポケットWi-Fiルーター”のような役割を果たすわけです。

外出先でノートPCを使う時や、Wi-Fiがない環境で急ぎの仕事をしたい時などに非常に便利。特に出張、旅行、災害時の通信確保などで大いに役立ちます。当店でも、設定方法や使い方のサポートを希望される方が増えています。
インターネット共有の仕組みを理解しよう
iPhoneをモバイル回線(4G / 5G)でインターネットに接続し、その通信を他の端末に“共有”します。共有の方法は大きく分けて3種類あります。
- Wi-Fiテザリング
→ 一般的な方法。iPhoneをWi-Fiルーター代わりにし、複数の機器を同時に接続できます。通信速度は速めですが、バッテリー消費が大きくなります。 - USBテザリング
→ ケーブルでPCと直接つなぐ方式。最も安定していて高速。充電しながら使えるため、長時間の利用にも最適です。 - Bluetoothテザリング
→ 軽い通信向け。メールやLINEなど、低速でも構わない用途におすすめ。省電力で、バッテリー消費が少ないのが特徴です。
iPhoneでのインターネット共有設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」→「インターネット共有」をタップ
- 「ほかの人の接続を許可」をオンにする
- 「Wi-Fiパスワード」を確認または変更
接続したい端末で、iPhoneをWi-Fiネットワークとして選択し、表示されたパスワードを入力するだけ。USB接続やBluetooth接続の場合は、ケーブルまたはペアリングの設定を行えばOKです。
キャリアごとの注意点
インターネット共有は基本的に「スマホの通信データ容量を共有」して使う仕組みです。4大キャリア(docomo・au・ソフトバンク・楽天モバイル)とそのサブブランドでは追加料金なしで利用可能ですが、一部の古い料金プランでは月額550円程度のオプション扱いになっています。また「格安sim」の場合、別途オプション契約が必要なことも多いので、予め確認しておくことが必要です。
「ギガ無制限プラン」でのテザリング利用に注意
最近では「ギガ無制限」「使い放題」をうたうプランが多くなりましたが、テザリング利用時は制限がある場合がほとんどです。
- ドコモ:「5Gギガホ プレミア」などでは、テザリング利用は合計60GB/月まで
- au:「使い放題MAX」などもテザリング上限が30〜80GB程度
- ソフトバンク:「メリハリ無制限」も50GBまでが上限
- 楽天モバイル:国内では実質無制限ですがエリアによって通信速度制限がかかることも
つまり「ギガ無制限=テザリング無制限」ではないのです。動画視聴やファイル転送を頻繁に行った結果、上限を超えると速度制限がかかるため、契約内容を必ず確認しましょう。
インターネット共有利用時のリスクと注意点
- バッテリーの消耗が激しい:
Wi-Fiテザリング中は発熱もしやすく、バッテリーが早く減ります。可能であればUSB接続にして給電しながら利用しましょう。 - セキュリティリスク:
パスワードなしで共有すると、第三者が勝手に接続してしまう恐れがあります。必ず強固なパスワード(英数字+記号)を設定しましょう。 - 通信速度の低下:
複数台接続すると速度が低下します。動画視聴やオンライン会議などは1台での使用を推奨します。 - データ通信量の管理:
PCでのWindows UpdateやMacのバックアップ同期などが裏で動くと、想像以上にギガを消費します。テザリング中は自動更新を停止しておくと安全です。
便利な使い方と“裏ワザ的活用法”
- 自宅のネットが故障した時の緊急代替:Wi-Fiルーターが壊れた時でも、iPhoneのテザリングがあれば即座にネットが使えます。
- 出張や旅行先のホテルで:ホテルWi-Fiが遅い時や、セキュリティが不安な時でも、自分の回線で安全に接続可能。
- 災害時の通信確保:停電時でも、モバイルバッテリーがあれば通信を維持できます。
- 外出先でのPC作業や会議参加:ZoomやTeams会議にも対応。ただし映像をオフにするなど節約工夫が必要。
インターネット共有がうまく使えないときのチェックポイント
- 「インターネット共有」が表示されない
→ 契約プランにテザリングが含まれていない可能性 - 接続はできるが通信できない
→ モバイルデータ通信がオフになっている - 他の端末で見つからない
→ 機内モードをオン→オフして再起動してみる - パスワードが通らない
→ Wi-Fi共有を一度オフにして再設定
こうした設定トラブルはよくあるご相談です。当店では、設定代行や動作確認も承っております。
トラブル防止のコツ
- 長時間使うときはUSB接続にする
- 通信上限を超えないよう「データ使用量」をこまめに確認
- 公共の場ではSSID(ネットワーク名)を変更しておく
- 無料Wi-Fi感覚で第三者に貸さない(不正利用の危険あり)
まとめ:インターネット共有を賢く使いこなそう
インターネット共有は、iPhoneの隠れた便利機能のひとつです。設定も簡単で、Wi-Fiルーターを持ち歩かなくても、外出先でPCやタブレットをインターネットに接続できます。ただし「データ通信量の上限」と「バッテリー消費」には注意が必要です。特にギガ無制限プランでもテザリングだけは制限があるため、契約内容を確認し賢く使うことが大切です。
浦和で「インターネット共有設定がうまくいかない」「通信が切れる」「パスワードが通らない」などでお困りの際は、当店までお気軽にご相談ください。iPhone設定サポートや通信トラブル診断を、丁寧にご案内いたします。

