iPhoneにまつわるディープな迷信・都市伝説10選〜信じるか信じないかは…〜

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『iPhone修理のスマケア工房』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。
今回のテーマ
本日のテーマは「iPhoneにまつわるディープな迷信・都市伝説10選」です。
「iPhoneは新機種が出ると性能が落ちる」
これは、スマホ界隈でもっとも有名な“都市伝説”のひとつでしょう。実際、アメリカでは「Appleが意図的に古いiPhoneを遅くしている」として訴訟にまで発展したこともあります。結果的に、Appleは“バッテリー劣化時にパフォーマンスを抑制する仕様”を認めたため「陰謀論ではなく“半分本当”だった」と言われています。

このように、iPhoneにはさまざまな迷信・都市伝説が存在します。中には一笑に付すものもあれば、技術的な裏づけがあるものもあり「ちょっと怖いけど気になる」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな“ディープなiPhone都市伝説”を10個ピックアップ。それぞれの真偽や背景、そしてなぜこのような噂が広まるのかを、デジタルサポートの現場目線で解説します。
噂1「iPhoneは新機種が出ると性能が落ちる」
冒頭でも触れた有名な噂です。実際、2017年にAppleが“バッテリー劣化時の動作抑制”を行っていたことを公式に認めました。これは突然シャットダウンを防ぐための安全機能でしたが「新機種の発売に合わせて旧機種を遅くしている」と誤解され、世界的に大きな話題になりました。
真相:部分的に事実
→ 意図的に“買い替えを促す”目的ではなく、安全制御機能の一環。ただし説明不足により「陰謀論」として広まってしまいました。
噂2「iPhoneは会話を“こっそり録音”して広告に利用している」
SNSなどでよく話題になるのが「話題に出した商品が、直後に広告に出てくる」という現象。まるでiPhoneが会話を盗聴しているかのように感じることがあります。
真相:原則“録音”はしていない
→ Appleは「Siriを起動していない限り、音声は収集しない」と明言。広告の多くは、検索履歴・位置情報・利用アプリの傾向分析に基づいて表示されています。つまり、“聞かれている”のではなく“予測されている”可能性が高いのです。
噂3「Appleは政府と協力して“バックドア”を持っている」
これは非常にディープな陰謀論。「Appleは政府機関にiPhoneのデータを提供している」という説です。
真相:公式には否定、ただし一部“法的協力”は存在
→ Appleはプライバシー保護を強調しており、暗号化解除のバックドア提供を拒否した実例もあります(2016年、米FBIがテロ事件の容疑者iPhoneのロック解除を求めた件など)。しかし、法令に基づく情報提供は行われることがあり「完全に政府と無関係」とも言い切れません。
噂4「スクリーンタイムはAppleがあなたの生活を監視している」
スクリーンタイムは、iPhoneの利用状況を可視化する便利な機能ですが「使いすぎを監視している」「Appleに送信されている」といった誤解もあります。
真相:データは“端末内集計”が基本
→ 利用時間やアプリ使用履歴は端末内で処理され、Appleに送信されることはありません。ただし、家族共有やiCloud連携を有効にしている場合、一部データはAppleサーバー経由で同期されます。つまり“監視”ではなく“自己管理のためのツール”です。
噂5「Face IDはあなたの“感情”まで解析している」
Face IDは赤外線カメラで顔の立体構造をスキャンし、30,000以上の点で顔の特徴を解析しています。その高精度ぶりから「感情まで読み取っているのでは?」という説が広まりました。
真相:感情解析は行っていない(が、技術的には可能)
→ Face IDは認証専用で、表情や感情までは解析していません。ただし、同じTrueDepthカメラ技術が「ミー文字」や「ARエフェクト」で表情追跡に使われているため「感情を読めるはずだ」という誤解が生まれやすいのです。
噂6「AirDropは“匿名の監視ネットワーク”に使われている」
AirDropは近距離で写真やデータを送る便利な機能ですが、“誰でも接続できる”仕様から、監視やスパム拡散に悪用されるという噂もあります。
真相:監視機能はないが“設定次第で危険”
→ AirDropはWi-FiとBluetoothを使ったピアツーピア通信で、Appleのサーバーを介しません。ただし、「すべての人」に設定していると見知らぬ相手からファイル送信を受けるリスクがあります。プライバシーの観点から、「連絡先のみ」に設定しておくのが安心です。
噂7「消したはずの写真は、実は消えていない」
iPhoneで削除した写真が、後日“復活していた”という体験談は少なくありません。これが「Appleは写真を永久保存している」という都市伝説を生みました。
真相:30日間は“最近削除した項目”に残る
→ これは仕様であり、意図的な隠し保存ではありません。また、iCloud写真を利用している場合は、同期のタイムラグで一時的に再表示されることもあります。“復活現象”のほとんどはこれが原因です。
噂8「夜中3時にSiriを起動すると“誰かの声”が混ざる」
一部の海外フォーラムやYouTubeで話題になった、オカルト系の噂。“午前3時は霊的な時間帯”という海外の俗信と結びつき「Siriが勝手に誰かの声を返す」と言われています。
真相:完全な都市伝説
→ Siriはサーバーを通じて応答するAIアシスタント。通信環境のノイズや回線遅延が「音声の揺らぎ」として聞こえる場合があるだけです。ただ、深夜に静かな部屋で音声が遅れて返ってくると確かに不気味ですね。
噂9「Siriに特定の言葉を言うと怖い返事をする」
過去にSNSで話題になった“禁断ワード”系の噂です。Siriに「誰かを殺したことがある?」と聞くと変な返事をする――など。
真相:一部は“ジョーク”としてプログラムされている
→ Siriは開発当初から“ウィットに富んだ会話”がコンセプトで、奇妙な質問にもあえてユーモアで返す設計がされています。怖い返事に聞こえるのは、AIの「皮肉」や「ブラックジョーク」の範囲内です。
噂10「iPhoneは裏カメラで常時“環境をスキャン”している」
最近では、LiDARスキャナ搭載機種(iPhone 12 Pro以降)も増えたことで「常に周囲を監視しているのでは?」という声も上がっています。
真相:スキャンは“必要時のみ”起動
→ カメラやLiDARはユーザー操作のタイミングでしか稼働しません。ただし、アプリが“カメラへのアクセス許可”を持っているとバックグラウンドで起動する場合もあります。設定 → プライバシー → カメラ でアクセス権を見直しておくと安心です。
迷信や都市伝説が生まれる理由
なぜ、iPhoneにはこのような“陰謀論”が絶えないのでしょうか? 理由は大きく分けて3つあります。
- 技術が高度すぎて「ブラックボックス化」している
→ 一般ユーザーが内部動作を理解しづらく、「何か裏がある」と感じやすい。 - Appleの“秘密主義”な企業文化
→ 仕様や設計を公開しないため、推測や憶測が噂として広まりやすい。 - AI・個人情報・監視社会への漠然とした不安
→ 「便利さ」と「監視の境界」が曖昧な現代では『自分の情報がどこまで使われているのか』という不安が都市伝説の温床になります。
まとめ:店舗スタッフのひとこと
iPhoneは非常に高いセキュリティ設計がされており『誰かに勝手に監視される』ようなことはまずありません。ただし、アプリのアクセス権限を定期的に見直すことは大切です。迷信の中には、ユーザー自身のデジタルリテラシーを見直すヒントも隠されています。「信じるか信じないか」ではなく「どう使うか」を意識して、安全に楽しみましょう。
浦和・川口エリアでiPhone修理・設定サポートなら「iPhone修理のスマケア工房」へ。iPhoneの設定やセキュリティに関するご相談も丁寧にサポートいたします。


