iPhoneで“このアクセサリは使用できません”と表示された時の対処〜原因の見極めがキモ〜

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『iPhone修理のスマケア工房』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。
今回のテーマ
本日のテーマは「iPhoneで“このアクセサリは使用できません”と表示された時の対処」です。iPhoneを使っていて、突然「このアクセサリは使用できません」というメッセージが表示された経験はありませんか?

特に多いのは、
- 充電ケーブルを挿したとき
- モバイルバッテリー使用時
- Lightning → USB 変換アダプタ使用時
など、電気を伴うアクセサリを接続したタイミング です。実は、この表示が出る原因はさまざま。原因を正しく見極めないと「アクセサリの故障」なのか「iPhone本体側の問題」なのか「設定や環境要因」なのか判断を誤ってしまうこともあります。
今回は、修理店目線で 考えられる原因別の対処法 を詳しく解説します。
“このアクセサリは使用できません” が表示される主な原因
1.ケーブル・アダプタが非正規品(MFi未認証)
もっとも多い原因がこれです。
● なぜ起きる?
・MFi(Made for iPhone)認証がない
・内部チップがAppleの仕様と異なる
・電圧・電流が不安定
これらによってiPhoneが「安全ではない」と判断し、使用をブロックしてメッセージを出します。
● 対処法
・認証済みアクセサリ(Apple純正 or MFi製品)を使う
・ケーブルとアダプタの組み合わせを変えてみる
※ MFiではないアクセサリは、突然使えなくなることがあります。
2.ケーブル・コネクタ部分の物理的故障
・断線しかけ
・内部のピン折れ
・アダプタの焦げ・発熱
などの物理故障でも同じ表示が出ます。
● 対処法
・別のケーブルで試す(純正推奨)
・差し込みの角度を変えない(悪化します)
・他のデバイスが充電できるかを確認する
修理店では物理的に壊れているケーブルを非常に多く見ます。「昨日まで使えてたのに…」というのは典型的な断線パターンです。
3.iPhone側の充電口にゴミが詰まっている
当店で意外と多いのがこのケース。
ポケットやバッグのホコリが溜まり、端子の奥が盛り上がって「ケーブルが奥まで刺さらない → 接点不良でエラーが出る」という流れです。
● 対処法
・修理店でのクリーニングがおすすめ
・自分で爪楊枝などを入れるのはNG
・水分が入っている場合はまず完全乾燥を待つ
クリーニングだけで改善するケースは非常に多いです。
4.iPhone側の充電回路故障
内部基板にある充電制御ICの故障でも、アクセサリ認識エラーが出ます。
● よくある症状
・どのケーブルでも認識しない
・充電はできるが非常に遅い
・バッテリー残量が上下に大きく揺れる
● 対処法
・これは基板修理レベルの故障
・街の修理店でも対応可能な店舗は限られる
・Apple正規対応では本体交換になる可能性が高い
修理店目線でも「最終疑い」です。ケーブル・アダプタ・ゴミ詰まりを除外したあとに疑います。
5.USB-Cの規格違いトラブル(iPhone 15以降)
iPhone 15シリーズ以降、USB-C端子になりましたが、USB-Cは互換性が多い代わりに 相性問題が起きやすい 端子です。
● 起きる例
・電源アダプタの出力が低すぎる
・怪しいUSB-Cハブを使用
・“映像出力非対応” ケーブルで外部出力しようとした
・PD規格に対応していない
● 対処法
・高品質メーカーを使う
・映像出力はUSB-C Alt Mode 対応品を選ぶ
・ハブは安物を使わない
USB-Cは便利ですが仕様が複雑なので注意が必要です。
6.iOSの不具合・設定の問題
・iOSのバグ
・「低電力モード」オン
・バッテリー温度の異常高温・低温
などで、一時的にアクセサリがブロックされることがあります。
● 対処法
・iOSアップデート
・低電力モードを一度オフに
・iPhoneを再起動
・熱い環境で使用している場合は冷ます
特に『夏場の熱暴走』はよく発生します。
7.水没・湿気による接点異常
見た目が乾いていても、内部に“湿気”が少し残っているだけでエラーが出ます。
● よくある状況
・お風呂で動画視聴
・雨の日の使用
・台所での水しぶき
・カバンの中で結露
● 対処法
・すぐに電源オフ
・充電は絶対にしない
・できるだけ早く修理店で内部クリーニング
“アクセサリを使用できません”は『水没初期症状』のことがあります。
修理店としての判断フロー(ご来店時)
当店では、このメッセージが出た場合は以下の順にトラブルを切り分けます。
- 純正 or MFiケーブルで確認
- 充電口クリーニング
- 別電源アダプタで確認
- バッテリー温度やiOS状況を確認
- 基板側の電流測定
この流れでほとんどの原因は特定できます。
まとめ:原因を正しく見極めることが大事
「このアクセサリは使用できません」は全て同じ原因で出ているわけではない のがポイントです。
- ケーブルの問題
- 電源アダプタの問題
- 充電口の汚れ
- USB-Cの相性
- iPhone本体の故障
- iOSの問題
- 温度・湿気の問題
それぞれ対処法が異なります。特に、充電口の汚れ・湿気・ケーブル断線は、当店でも非常に多い原因 です。症状が改善しない場合は、ぜひ一度ご相談ください。
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