iPhoneで“知らないうちに壊れていても気づきにくい”こと〜普段使わない機能に注意〜

店長

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『iPhone修理のスマケア工房』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。

今回のテーマ

本日のテーマは「iPhoneで“知らないうちに壊れていても気づきにくい”こと」です。iPhoneは非常に多機能なスマートフォンです。しかし、そのすべての機能を日常的に使っている方は、実はそれほど多くありません。必要のない機能を無理に使う必要はありませんが、その一方で起こりがちなのが、

サムネール

「実は壊れているのに、気づいていない」という状態です。

当店では修理をお預かりする際、必ず複数項目の動作チェックを行っております。その中で、ユーザーさんご本人も認識していなかった不具合が見つかることは、決して珍しくありません。

今回は、特に“気づかれにくい不具合”になりやすいポイントを、修理店の立場から解説します。機会があれば、ぜひご自身のiPhoneもチェックしてみてください。

壊れていても気づきにくいこと10選

1.インカメラ(前面カメラ)

普段アウトカメラしか使わない方の場合、インカメラの不具合には本当に気づきにくい傾向があります。

  • 自撮りをしない
  • ビデオ通話を使わない

こうした使い方の方は、壊れていても発覚しません。

● よくある症状
・真っ暗で映らない
・画面が白くなる
・ピントが合わない

修理前のチェックで見つかり「え、壊れてたんですか?」と驚かれることも多い部分です。

2.アウトカメラ(複数レンズ)

最近のiPhoneには、2〜3個のアウトカメラ(広角・超広角・望遠)が搭載されています。この構成が、不具合に気づきにくい原因になることがあります。

● なぜ気づかない?
iPhoneは特定のカメラが使えない場合でも、別のカメラに自動で切り替えて撮影を続行します。そのため、
・特定の倍率だけ画質が悪い
・ズーム時に違和感がある
といった症状があっても「こんなものかな」とスルーされがちです。

3.バッテリー膨張

バッテリー劣化が進むと、内部で膨張が起こることがあります。多くの場合、

  • 画面の端に隙間ができる
  • フロントパネルが浮く

ことで気づきますが、手帳型ケースを使用していると、ほぼ分かりません。

● 注意点
・画面破損
・内部ケーブル断線
・発火・発煙リスク
ケースを外した際に初めて異常に気づくケースもあります。

4.バイブレーター(Taptic Engine)

普段バイブをオフにしていると、バイブレーターの不具合に気づきません。よくあるのが、

  • バイブ音がうるさい → オフにしたまま忘れる

というパターンです。

● 補足
異常に音が大きい場合は故障の可能性がありますが、内部ネジの緩みだけで起きているケースもあり、調整で改善することもあります。

5.集音マイク(3か所)

iPhoneには用途の異なる3つの集音マイクが搭載されています。そのため、

  • 通話は問題ない
  • でも動画撮影の音声が入らない

といった使い方によってしか症状が出ない不具合が起こります。ユーザーさん自身は「普通に使えている」と思っていることが多い部分です。

6.スピーカー

常にマナーモードで使っていると、スピーカー不良に気づきません。

  • 音が小さい
  • 音割れしている

程度だと「まあ、こんなものか」と受け入れてしまいがちです。

● 注意点
・汚れ詰まりで改善する場合あり
・水分侵入の影響が隠れている場合も

7.部分的タッチ不良

画面故障の一種で、一部だけタッチが効かなくなる症状があります。

  • 端だけ反応しない
  • 特定のキーだけ押せない

「使えなくはない」ため放置されがちですが、進行すると全面タッチ不良になることもあるため要注意です。

8.近接センサー

通話中顔が画面に近づくと「画面を暗くして誤操作を防ぐ」のが近接センサーです。これが正常に動かないと、

  • 通話中に画面が消えない
  • 顔で誤操作してしまう

といった症状が出ます。

● 気づきにくい理由
・通話中は画面を見ない
・相手に迷惑がかかるわけではない

● 補足
この現象が『画面交換修理後に発生した』場合、作業ミスの可能性があるケースもあります。当店では、こうした項目も含めて返却前に必ず動作確認を行っています。

9.背面ライト(フラッシュ)

フラッシュ撮影や懐中電灯機能を使わない方は、背面ライトが壊れていても気づきません。めったに壊れることがない部分なのですが、実はこれ、修理ミスで起こることがあるポイントなのです。

● 理由
コネクターが他の部品の下に隠れているため、再組み立て時に接続忘れや甘い差し込みが起こることがある。

当店では、フラッシュ点灯・ライト機能のチェックを行ったうえでご返却しています。

10.生体認証(Face ID / Touch ID)

普段ロック解除を、

  • パスコードのみ
  • あるいはロック自体をかけていない

という方は、生体認証が壊れていても気づきません。こちらも修理後に不具合が出るケースがあるため、当店では必ず動作確認を実施しています。

修理ミスについての当店の考え方

数ある非正規修理店様の中には、

  • 非正規修理なので全て免責
  • どんな不具合も保証対象外

といった形で『あらかじめすべてのリスクをユーザーさんに押し付ける修理店様』も存在しますが、当店ではそのような対応は行っていません。

  • 起こり得るリスク
  • 修理による影響
  • 保証の範囲

これらを事前にしっかり説明したうえで作業を行い、返却前には今回ご紹介したような項目も含めて入念に動作チェックを行っています。

↓↓↓修理トラブルについては以下の記事もご覧ください。

まとめ:たまには「普段使っていない機能」も確認を

今回紹介した内容は、実際に修理受付時のチェックで発覚したことがある事例 です。

「普段使っていないから問題ない」

という考え方自体は間違いではありませんが、それが重大な故障の前兆であることもあります。たまにで構いませんので、ご自身のiPhoneを一通りチェックしてみてください。もし不安な点や気になる症状があれば、なんでもお気軽にご相談ください。

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