『iCloudストレージがいっぱいです』の正体と現実的な対処法〜修理店目線で解説します〜

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『iPhone修理のスマケア工房』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。
今回のテーマ
本日のテーマは「『iCloudストレージがいっぱいです』の正体と現実的な対処法」です。iPhoneを使っていると、ある日突然こんな表示が出ることがあります。
「iCloudストレージがいっぱいです」

修理現場ではこの表示についての質問が非常に多く、
- 「何がいっぱいなんですか?」
- 「消しても大丈夫なんですか?」
- 「課金しないとダメですか?」
といった声をよく聞きます。iCloudはとても便利な仕組みですが、仕組みをきちんと理解しないまま使っている方が多いのも事実です。この記事では、
- iCloudとは何か
- 何も設定していないとどうなるのか
- iCloudの中身の確認方法
- 容量不足の現実的な解決法
- 有料プランの考え方
- 無課金派におすすめの設定
そして、iCloud以外のバックアップ手段(PC)まで含めて、修理店目線でわかりやすく解説します。
iCloudとは?
iCloudとは簡単に言うと「Appleが用意しているiPhone用のオンライン保管庫」です。
- 写真
- 連絡先
- メモ
- アプリのデータ
- iPhoneのバックアップ
などを、インターネット上に保存してくれます。修理や機種変更の際「バックアップがあるかどうか」で対応できる範囲が大きく変わります。ただし、バックアップは必ずしもiCloudだけである必要はありません。
何も設定していないとどうなる?
よくある誤解ですが「何も設定していない = iCloudを使っていない」ではありません。
Apple IDでサインインした時点で、iCloudは自動的に使われ始めています。特に、
- 写真
- iPhoneバックアップ
が知らないうちに有効になり、容量を消費しているケースが非常に多いです。
iCloudの中身を見る方法
まずは現状把握からです。
確認手順
- 設定
- 一番上の【自分の名前】
- iCloud
- iCloudストレージを管理
ここで「何が」「どれくらい」容量を使っているかを確認できます。
『iCloudストレージがいっぱいです』の意味
これは
『iPhone本体ではなく、iCloud(クラウド上)の容量がいっぱい』
という意味です。iPhoneの空き容量とは、完全に別物なので注意が必要です。
肝心のiCloudの容量ですが、無課金(初期設定)の状態では5GBとなっています。これは、特に設定をしていなかった場合において、すぐに満タンになってしまう容量と考えていいでしょう。ですので、以下の解決法から自分に合ったものを選ぶ必要があるのです。
容量不足の解決法①:無視する
意外かもしれませんが、条件付きで「無視」もアリです。
無視してもよいケース
- パソコン(Mac / Windows)で定期的にiPhoneのバックアップが取れている
- 写真もPCや外付けストレージで管理している
- iCloudは「連絡先同期」程度にしか使っていない
このような環境が整っていれば、iCloudバックアップが止まっていても致命的ではありません。
無視するとどうなる?
- iCloudバックアップが更新されない
- 写真やデータの同期が止まる
つまり『iCloudを唯一のバックアップにしている人には危険』という話です。
容量不足の解決法②:取捨選択(整理)
もっとも現実的でおすすめなのが、この方法です。
よく容量を使っているもの
- 写真・動画
- iPhoneバックアップ
- LINEなど一部アプリのデータ
具体的な整理例
- 写真のiCloud同期をオフ(本体やPCで管理)
- 古いiPhoneバックアップを削除
- 使っていないアプリのiCloud同期をオフ
「全部をiCloudに置かない」という割り切りが重要です。
容量不足の解決法③:課金する
iCloudには容量そのものを増やす『有料プラン(iCloud+)』があります。
料金(※日本 2025年時点)
- 50GB:月額130円
- 200GB:月額400円
- 2TB:月額1,300円
「写真・動画が多い」「PCバックアップの習慣がない」。こうした方には、手間をお金で解決する選択肢として有効です。
有料プランの申し込み方法
- 設定
- 自分の名前
- iCloud
- iCloud+ にアップグレード
数タップで完了し、後からダウングレード・解約も可能です。必要なGB量は「設定 → 一般 → iPhoneストレージ」で表示される「使用済み」の数値以上(できれば余裕を持って)で決めると良いでしょう。
無課金派におすすめのiCloud設定
「課金はしたくないが、最低限の保険は欲しい」という方向けの設定です。
おすすめ構成
- 写真のiCloud同期 → オフ
- iCloudバックアップ → オフ
- 連絡先・メモ → オン
- 必要なアプリのみ → オン
その代わり、
- PCで定期的にiPhoneをバックアップ
- 写真は別クラウドサービスや外部ストレージに保存
という運用がおすすめです。
まとめ:iCloudは「選んで使う」が正解
- iCloudは自動的に使われ始める
- 容量不足は放置するとリスクあり
- 整理・課金・無視(条件付き)という選択肢がある
- PCバックアップがあれば運用はかなり自由になる
「iCloudをどう使うか」は、ライフスタイルや環境次第です。まずは一度、本記事を参考に設定を見直してみてはいかがでしょうか。
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