【修理事例】iPhone11フロントパネル交換しました〜真っ暗な状態からの復活〜

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『iPhone修理のスマケア工房』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。
今回のテーマ
本日のテーマは「修理事例:iPhone11フロントパネル交換しました」です。先日ご来店いただいたお客様の iPhone11 フロントパネル交換修理 についてご紹介します。「画面が突然つかなくなってしまった」というご相談でしたが、いくつか気になるポイントもあったため、修理の流れとあわせて詳しく解説します。

ご相談内容
お客様のお話では、
- iPhone11の画面が突然真っ暗になった
- 操作しても反応なし
- 強制再起動も試したが改善しない
- 落としたり濡らした記憶はない
- 以前、他店で画面割れ修理をしたことがある
とのことでした。
動作状況を確認したところ、通知音や振動は生きているため「本体は起動しているが表示だけつかない」状態です。これはフロントパネル(画面)側の故障が原因である可能性が高い症状です。
修理方針のご説明
ただし、画面が真っ暗になる原因としては、
- フロントパネルの故障
- 画面ケーブルの断線
- 前回修理時の組み立て精度不良
- 基板側の表示回路の故障
など複数の可能性があります。そのため当店では、
- まずフロントパネルを新品に交換して様子を見る
- フロントパネルで改善しなかった場合は交換せず費用はいただかない
という形でご提案しました。そしてお客様も、
「直ればそれでいい。もし基板故障ならそこまでの修理は考えていないので諦める方向で」
とのご希望でしたので、この方針で進めることになりました。
修理作業の流れ(20カットで解説)
今回の作業は、定点カメラで記録を残しながら行いました。以下、代表的なカットを抜粋して解説します。尚、画像はクリックで拡大できます。※途中で気になる点は後述で解説します。
01:ペンタローブネジ
本体下側の端に留められているペンタローブネジ(星型の特殊ネジ)2本を外します。

02:フロントパネルオープン1
下側のフロントパネルとフレームの隙間にスパッシャーを差し込み、下面→側面の順にスライドしてパネルを外していきます。

03:フロントパネルオープン2
次ににフロントパネル上部の固定ツメとテープを慎重に外していきます。

04:フロントパネルオープン3
リボンケーブルが接続されている本体右側に「本を開くように」開けていきます。

05:シールドカバー
ケーブルコネクターを保護している金属製のカバーのネジ6本を外し、カバーを外します。

06:ディスプレイケーブル
ディスプレイケーブルのコネクター2本とフロントセンサーケーブルのコネクター1本を外します。

07:カプトンテープ
Face ID用センサーを作業中保護する為、黄色いカプトンテープを貼り付けます。

08:防水テープ剥がし(注1)
本体の縁に残っている防水テープを剥がします。前回のパネル交換時には防水テープを交換していなかった様で、途切れ途切れに残っています(後述)。

09:True Tone情報抽出(注2)
専用の装置でTrue Tone情報の読み取りを試みましたが、情報が書き込まれていませんでしたのでこの工程は割愛して進めます(後述)。

10:フロントセンサー1
元のフロントパネルからセンサーユニットを取り外すため、固定ネジ4本を外します。

11:フロントセンサー2
イヤースピーカーをめくり、接着されているセンサーを慎重に外していきます。

12:フロントセンサー3
新しいパネルにフロントセンサーを取り付けます。この際、建て付けが悪いとFace IDに不具合が生じることもあるので、位置に注意します。

13:フロントセンサー4
フロントセンサーを正しい位置に取り付けたことを確認し、ネジ4本で固定します。

14:本体と接続
ディスプレイケーブル2本とフロントセンサーケーブル1本を本体にしっかりと取り付けます。

15:起動テスト
ケーブルを接続した状態(仮組み)で本体の電源を入れ、問題なく起動することを確認します。ひととおりり動作確認ができたので、一旦電源を切ります。

16:防水テープ
ケーブルカバーを取り付け、更に新しい防水テープを取り付けます。

17:本組み立て1
本組み立てに入ります。フロントセンサーに気をつけつつ、フロントパネル上部の固定ツメを取り付けます。

18:本組み立て2
本体右側のケーブルを挟まないように注意しつつ、上から下に向かってフロントパネルをはめていきます。

19:ペンタローブネジ
フロントパネルがしっかりとはまったことを確認したら、本体下部にペンタローブネジ2本を取り付けます。

20:完了
再度電源を入れ、入念な最終動作確認を行います。

気になった点1:防水テープが交換されていない
前回の他店修理時に、本来貼り直すべき 防水テープが交換されていませんでした。
剥がしたテープの残りがフロントパネル側と本体側の両方にバラバラに残っている状態で、雑に処理されている痕跡がありました。防水テープは iPhoneの防塵・耐水性を保つために非常に重要 な部品です。毎回交換するのが正しい作業なのですが、意外と省略されているケースが多いのが現実です。
当店では必ず新品に貼り替えてから組み直しをしていますので、今回もきれいに貼り替えました。
気になった点2:True Tone情報が消失している
もうひとつ気になったのが、画面交換後に設定確認した際『True Tone項目が消えていた』こと。これは、前回の修理時に『純正パネルから交換用パネルへTrue Tone情報のコピーをしていない』ことが原因です。True Toneは、
- 画面の色温度を周囲の光に合わせて自動調整する
- 目の疲労を軽減する
という大事な機能なのですが、情報が移植されなければ復活できません。残念ながら 一度失われたTrue Tone情報は後から復元することはできません。そのため今回はそのままの状態でお返しする形となりました。
注:最新のiOS環境では「True Tone情報を書き込んでいないパネルでもTrue Tone機能が作動する」仕様になりました。
フロントパネルを交換 → 無事に復旧!
新しいフロントパネルを仮接続して動作確認すると…
画面が正常に点灯!
タッチ操作も問題なし。表示のチラつき・色ムラもなく、フロントパネル故障で間違いありませんでした。その後、内部清掃 → 組み立て → 最終チェックを行い作業完了。
今回の修理費用は8,800円(税込)でした。基板故障ではなく、フロントパネルの交換だけで無事に復旧しました。
お客様からも
「直ってよかった!迅速に対応してくれてありがとう」
と喜んでいただけました。前回修理時の「防水テープ未交換」「True Tone情報消失」についても丁寧にご説明し、ご納得いただきました。また「True Tone」についてはiOSを最新にアップデートすれば機能が復活する旨を説明しました。
まとめ
iPhoneの画面が突然真っ暗になる症状は、フロントパネル側の故障 が原因であるケースが圧倒的に多いです。ただし、稀に基板側(表示回路)の故障 が原因で修理が難しい場合もあります。当店では無駄な費用をかけさないために、
- まず仮付けで確認
- 問題なければそのまま交換
- 改善しない場合は交換しない
という対応をしていますのでご安心ください。
iPhone11はまだまだ現役で使える非常に優秀なモデルです。しかしフロントパネルはトラブルが多発する部分でもあります。
- 画面がつかない
- タッチが効かない
- 色がにじむ
- True Toneが消えた
などの症状があれば、ぜひ一度ご相談ください。
浦和・川口エリアでiPhone修理なら『iPhone修理のスマケア工房』 へ! 丁寧な診断・安心の料金で対応いたします。

