意外と知らないiPhoneの便利機能「Voice Control」の使い方〜準備して使いこなそう〜

店長

こんにちは!埼玉県さいたま市浦和のiPhone修理専門店『iPhone修理のスマケア工房』店長です。ご覧いただきありがとうございます。
当店は「即日対応・データそのまま・安心品質」をモットーに、iPhoneのバッテリー交換や画面修理、水没復旧など幅広く対応しています。浦和駅から徒歩圏内でアクセスしやすく、地域の皆さまに信頼いただける修理サービスを目指しています。

今回のテーマ

本日のテーマは「意外と知らないiPhoneの便利機能「Voice Control」の使い方」です。前回の記事で紹介した「Voice Control(ボイスコントロール)」は、画面タッチができなくなったときに最も頼りになる機能のひとつです。しかし多くの方が、

サムネール

「存在は知っているけど使ったことがない」
「設定してみたけど思うように操作できなかった」

という状態ではないでしょうか。

Voice Controlはうまく使いこなせれば非常に便利ですが、コツを知らずに使うとなかなか思いどおりに動いてくれないというクセもあります。

そこでこの記事では、

  • Voice Control の基本的な使い方
  • 覚えておきたい代表コマンド
  • Siri での起動方法
  • 背面タップ・アクションボタンに登録して素早く起動する方法
  • なぜ「常時オン」は推奨されないのか

これらをまとめて紹介します。

Voice Control(ボイスコントロール)とは?

Voice Controlは『iPhone に標準搭載されている 完全オフラインで動作する音声操作機能』です。Siriと違い、インターネット接続を必要としないため、

  • 圏外
  • 機内モード
  • 画面が壊れて操作できない

といった場面でも活躍します。

特に『画面タッチが一切反応しない時の操作手段として非常に重要』な機能です。

Voice Control の基本操作

Voice Controlをオンにする

  1. 設定アプリ
  2. アクセシビリティ
  3. Voice Control
  4. 「Voice Control」をオン

※初回のみ言語データのダウンロードが必要です(数十秒)。

基本的な口頭コマンド

Voice Controlは「コマンド型」の操作が基本で、以下のような指示が可能です。

◎ アプリを開く
「Safariを開いて」
「LINEを起動」
「設定を開く」

◎ タップ操作
「タップ」
「右上をタップ」
「戻るをタップ」

◎ スワイプ操作
「下にスワイプ」
「上にスクロール」
「右にスワイプ」

◎ テキスト入力
「メモに入力、今日の予定をメモします」
「句読点を追加」
「改行」

◎ 画面上の番号を指定してタップ
「表示項目を表示して」→ 画面に番号が振られるので
「11をタップ」
のように操作できます。Voice Controlの特徴的な機能で、タッチ不能時でも非常に使いやすくなるので必ず覚えたい機能です。

まずは“練習”しないと思い通りに動かない

Voice Controlは便利ですが、ぶっつけ本番だとうまく動作しないことが多いのが難点です。特に、

  • 発音の癖を拾ってくれない
  • コマンドが曖昧だと誤動作する
  • ノイズ環境では反応が悪い
  • スワイプ方向を間違える

など、スムーズに操作するためには“コツ”が必要です。

だからこそ普段から練習しておくことが超重要

画面が壊れてから初めて使うのでは遅いこともあります。

Voice Controlを「常時オン」にしない方がいい理由

Voice Controlは便利ではありますが、日常的にオンにしたまま使うことは推奨されません。その理由は主に3つ、

① 誤動作が起きやすい
意図しない声を拾って勝手に動くことがあります。

② バッテリー消費が増える
常に音声待ち状態になるため、電池の減りが速くなります。

③ セキュリティ上のリスク
iPhoneの操作が声だけでできてしまうため、近くにいる他人の声でも動いてしまう可能性があります。

結論:普段はオフ、必要な時だけすぐ起動できるように設定しておくのがベスト。

Voice Controlのおすすめ起動方法2選

「Hey Siri」でVoice Controlをオン

画面が壊れて操作できない時の最も重要な方法です。

例:「Hey Siri、Voice Controlをオンにして」

これだけで Voice Controlが起動します。ただし、事前に「Hey Siri」をセットアップしている必要があります。

背面タップ or アクションボタンに登録

▼ 背面タップの場合

  1. 設定
  2. アクセシビリティ
  3. タッチ
  4. 背面タップ
  5. ダブルタップ or トリプルタップに「Voice Control」を割り当て

本体をトントンと叩くだけで Voice Controlが起動します。

▼ アクションボタンの場合(iPhone 15 Pro 以降)

  1. 設定
  2. アクションボタン
  3. 「アクセシビリティ」
  4. Voice Controlを選択

アクションボタン長押しで即起動できます。

代表的なおすすめコマンド一覧

初心者でも使いやすいコマンドをまとめておきます。

【アプリ操作】
「LINEを開く」
「電話をかける」
「Safariを開いて Yahoo を検索」

【表示・タップ】
「項目を表示」
「1をタップ」
「戻るをタップ」

【画面移動】
「下へスクロール」
「上にスワイプ」

【入力系】
「メモに入力、買い物リスト」
「消去」
「スペース」
「改行」

まとめ:Voice Controlは“練習して初めて役立つ”機能

Voice Controlは、画面故障やタッチ不良時に『命綱になるレベルで役立つ機能』です。しかしその一方で、思ったように動かすには練習が必要という側面があります。

  • Voice Controlはオフラインで動く強力な音声操作機能
  • 画面故障時に非常に重要
  • コマンド型操作なので練習必須
  • 常時オンは推奨されない
  • Siri / 背面タップ / アクションボタンで素早く起動が便利

ぜひ一度、記事で紹介したコマンドを試してみてください。“もしもの時”に大きな助けとなりますよ。

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